白黒写真を50枚使ってタブレットPC用のフォトブックを作ろうとした際のことです。
できるだけファイルサイズを小さくしようと試みたのですが、最適化すると逆にファイルサイズが大きくなるという現象が起きたので、その理由を知りたく投稿しました。
原因らしきものも調べまして、おそらく最適化の画像圧縮にJPEGを使っているはずが、なぜかJPEG2000が使われてるからと思われます。
詳しく言いますと、
画像ファイルは
640x480 (100ppi) を50個使用しています。
カラーモードはRGBとグレースケールの両方を試しました。
画像1つ当たりのファイルサイズと50個の合計サイズ
RGB 80KB〜100KB (合計4.4MB)
グレースケール 65KB〜95KB (合計4.1MB)
フォトブックの手順は以下の通り
1、Acrobat X Pro で50枚の写真を1つのPDFにまとめる。(ファイルサイズは中に設定)
PDFのファイルサイズは
RGB 4.7MB
グレースケール 4.4MB
2、最適化して保存(72ppi 以上の画像はすべて72ppiになるよう設定、画像圧縮はJPEGを使用)
最適化後のPDFのファイルサイズは
RGB 7.8MB (最適化前よりファイルが大きくなります)
グレースケール 999KB
こうも結果が違ったので、不思議に思って調べてみたのですが、分かったのが
最適化の画像圧縮にJPEGを設定してるにもかかわらず、RGBの画像圧縮にはJPEG2000が使われているということでした。
些細な疑問なのかもしれませんが、最終的に200枚の画像で処理した際に20MBくらいの差があったので見過ごせませんでした。
結局当たり前ですが、画像をグレースケールモードに変えてからフォトブックを作るようにしていますが、最終出力がモニタなので
この工程が省けたら作業の短縮に繋がります。
もしどなたか、RGBモードを使ってもこれを回避できる方法を知っていましたら教えてください。
*ちなみにカラー画像ではこの現象はおきません。
**また、英語版を使ってるもので、日本語でなんて書いてあるのかわかりませんが、最適化の設定で
Optimize images only if there is a reduction in size (ファイルサイズが小さくなる画像のみ最適化する)
にチェックが入っている場合にもこの現象はおきません。が、最適化前と最適化後のファイルサイズは同じです。